三鷹の摂食嚥下の現状から未来を考えてきました!
1月24日にソフィアメディさんが主催された三鷹市摂食嚥下シンポジウムにパネリストとして参加してきました。
武蔵野みどり診療所の小野寺先生が
“嚥下は課題だが、今の三鷹市の現状はどうなっているんだろう?”
“まずはそれを知ろう、そのうえでこの地域でどのようにその課題に向けて進んでいけばいいだろうか?”
ということを一緒に考えていきましょう!とのことで呼ばれて参加してきました。
まずは小野寺先生より上記主旨の説明があり、ソフィアメディ訪問看護の古内さんより「訪問看護の現場から見る誤嚥性肺炎」と題して嚥下の支援によっての成功事例があり、東京科学大学(旧医科歯科大)の戸原先生からは「摂食嚥下専門家から在宅でのアプローチ」と題して嚥下内視鏡や嚥下造影をやらずとも一見して分かることもあること、“食べれたらデイズニーランドに行こうね”と促すといったもっと前向きな視点で捉えることの重要性を教えていただきました。杏林大学の石井教授からは「理学療法の視点から」と題して良好な姿勢を維持することで摂食だけでなくコミュニケーションもうまく取れるようなったという自身のベトナムでの経験をお話しいただきました。
後半は僭越ながら高橋も登壇させていただき、地域における課題はなにか?ということについて“STが不足していることだけが問題なのか?”“我々医療者は摂食嚥下について学習できているのか?”などについて意見を交わしました!
最後は”座っていること”の重要性を参加者同士で共有し、地域の一人一人がこの座っていることの重要性を広めていきたいという意見で一致し終了しました。
普段は伺うことのない人たちのお話しや意見を聞くことができてとても学びになったと同時に、同じような課題を抱えていることが理解できる会になりました。
最後に印象に残った言葉を。
「嚥下だけでは元気にならない」
「単にゼリーを食べれればいいだけではなく機内食なども嚥下障害の方用に作ってもらうことは、その人たちが“世界から排除されていない”と思えることにつながる」