【府中】認知症カフェLootsに参加しました!
本日は、根岸病院で月に一度行われている認知症カフェLootsに先生とお邪魔してきました!
Lootsでは、最初に専門職の方からのお話を聞き、そのあとグループで話をする流れです。
今回のテーマは「薬について」。
少し古いデータと言っていましたが、高齢者の家に残っている薬はおよそ475億円分あるといわれているそうです!
なぜそんなに薬が残ってしまうのかというと、
・飲むのをやめてしまう
・飲む量や回数を間違えてしまう
・別の病院から同じ薬が処方される
といったことが原因にあげられるそう(高齢者でなくても思い当たるふしがあります。。)
では、薬が残ると何が問題になってしまうのか、皆さんおわかりになりますか?
うまく飲めていないことを知らない先生は「う~ん。考えていたような効き目がないなぁ」と判断して薬を増やしたり、違う薬を処方してしまったりします。
そうなると、もっと強いお薬になってしまったり、効いてほしいところに効かないといった可能性が出てくるのです。
そういったことが起こらないよう、不安なことがあったら何でも薬剤師に相談してほしいということでした。
「その時は覚えているけど、いざ薬局にいって聞こうとしたら忘れてしまった」ということもありますよね?
そんなときは、気になることや気づいたことをお薬手帳に書いておいても良いそうです!
お薬手帳は病院と薬局がやりとりをするツールだと思っていましたがそんなことはなく、むしろ必ず目を通すのでどんどん状況を共有してほしいということでした!(これは初めて知りました!)
飲み忘れを少なくするためのポイントも教えてもらいました!
①薬の一包化
これは、服用するタイミング(朝食後、夕食後など)が同じ複数の薬を、1回分ずつ1つの袋にまとめてパックしてもらうものです。
自分で準備すると、出し忘れや二重飲みの可能性がありますが、一包化してもらうと、その袋の中身を飲めばいいだけなので簡単です!自分が飲んでいる薬が一包化できるかどうかは、薬剤師の人に確認してみてください。
②薬を小さく切り分けない
よく、PTPと呼ばれる薬のシートを小さく切ってまとめておく方もいると思いますが、似ている薬があった場合に間違って飲んでしまったり、こちらも飲み忘れが起きる可能性があるということです。
③薬を飲みやすくするための工夫をする
嚥下機能が落ちてくると飲み込むのが辛くなり、沢山の薬を飲むのが嫌になることもあると思います。
そんなときは、服薬ゼリー(子供用もありますね)、とろみ剤(とろみをつけた水もあるそう)、オブラート(ボンタンアメについているやつですね)などを利用すると良いとのことです!
私は初めて知りましたが、オブラートを飲むときは包んだものを一度水に濡らすそうです!
水に濡らさないと、口の中の水分を取ってしまい口の中でやぶれたりしてしまうとのこと。
他にも、薬を飲みやすい角度があることや、顎をあげて飲まないようにすること等、色々教えてもらいました!
後半のグループトークでは、会場に来た人の悩みに耳を傾けてきました!
皆さん不安や疲労がある中で毎日頑張っていらっしゃるなと感じます。
認知症カフェLootsでは、そんなご家族や御本人様に「大丈夫、充分すぎるくらい頑張ってるからあまり頑張りすぎないで」と背中をさすってあげられる場所なんだなと思いました。
また来年、お邪魔させていただきたいと思います!
