2024.06.26

第1回野村病院医療&介護セミナーに参加しました

6月26日(水)、当法人より野村病院様開催の医療介護セミナーに参加してきました。

当日は50名近くの参加があり、病院様と関係する介護老人保健施設・特別養護老人ホーム・医療機関など様々な職種が集いました。

施設入居者様の入退院における課題聴取アンケートを事前に実施されており、結果を配布いただきました。

意見が上がっていたものとして

・夜間帯や週末の緊急搬送先がなかなか決まらないケース

・看取りケアを行っていないので施設に戻りたくても戻れないケース

・入院必要書類が病院ごとに異なるため施設に向けてリストがあれば良いという意見などなど。

・報酬改定においては連携加算に関してや具体的な連携の取り方、受け入れ態勢など

これらには【連携】というキーワードが多く上がっていました。

セミナーは社会福祉士の沼沢様から診療報酬改定に関わるポイントを解説いただきました。

病院長の佐藤先生からは病院における入退院分析の内訳や、東京都の主要病院と比較した三鷹市での病院から施設入所における現状の課題をお示しいただきました。東京都も推進している東京総合医療ネットワークを含めた情報連携の現状を講演いただきました。

最後に理事長の野村先生から、【連携】という言葉に関して触れていただきました。

一言に連携と言っても、本質的には権限を相手側に与えて行かないと本当の連携にはならない。お互いに決定権を持ち合うことが必要。

我々も日々の中で連携を強めたいと相手側に伝えていますが、本当の連携ではなく依頼だけかも知れないと考えさせられる内容です。

これからも様々な関係職種とお互いの課題をぶつけ合い、それぞれが決定権を持ち合う事で真の連携を進めていき、地域への医療貢献に結び付けたいと思います。