正常を知らずして異常わからず
関東で今シーズン1番の強風が吹いた木曜日。
砂埃を全身に浴びながら、三鷹産業プラザにて介護の研修を受けてい皆様へ高橋院長が講習を行ってきました。
※ヘルパー養成講座のカリキュラムに組み込まれているもので、3~4か月に1回、依頼を受けた院長が講習を行っています。
講習時間は90分。(先生のお話は60分では少々収まらないようです!)
内容は「Vital Sign」についてでした。
介護をしていると利用者さんの具合が悪い場面に遭遇することがあるかと思います。
対処については医師の役割になりますが、具合が悪いかどうかをキャッチできるのはヘルパーさんの方が圧倒的に多いとのことでした。
(医師が訪問した時に患者が亡くなっていたということはほぼないそうです!)
患者さんの具合が普段と違った場合、その状況を医師に連絡する際に最低限必要になってくる情報が5つ。
逆に、これさえ伝えられたら「なんて優秀なヘルパーさん!!」となるようです。
さてそれは何でしょうか?(どれだけ早く正解がでるかどうかで講習時間が変わります!)
1.意識(反応があるかどうか【脳が動いているかどうかの判断】意識レベルで分ける)
2.血圧(心臓が血液を送り出す力。さて、正常値はいくつでしょうか?)
3.脈拍(血液を送り出す回数で正常値は1分間に60〜100回くらい。早い方が危ないそう。)
4.呼吸(胸が開くことで肺が膨らみ呼吸ができるので、胸が動いているかを見る。1分間に10~12回が正常値です)
5.体温(熱が出たときは、その高さよりもどうして出たのかということが重要)
いかがでしょうか?
大事なことは、「正常を知らないと異常は分からない」ということ。
その正常は、正常値だけではなく患者さん一人一人の普段の状態。
例えば血圧が普段から高くても、他に問題がなく元気ならそれがその人の正常。
逆に、値が正常値でもそれがその人の正常とは限らないということです。
その変化を一番キャッチできるのは他でもないヘルパーさんであること。
異常を感じたら、Vital Signを思い出して対応をしてほしいということでした。
質問を交えた院長の90分講義はあっという間に終了。(私はあっという間に感じましたが…)
講習を受けた皆さんはどう感じたでしょうか?
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真剣な講習生の皆さん
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質問しながら進めていきます
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