緊急時・災害時を想定した実効性のある連携
先日、中部ケア専門職交流会では「大きな災害が起きたとき、どうする?」というテーマで話をしてきました。
その時はDIGで地域を「見える化」しましたが、今回行われた東郷倶楽部/三鷹市福祉Laboどんぐり山協働研究推進事業団体主催の研修会では、もう少し連携の部分にフォーカスして、
「この人は自宅待機?福祉避難所行き?病院行き?」というカテゴリー分けをしました!
グループに分かれ、まず自分達が受け持っている患者(利用者)さんの情報を付箋にどんどん書いていきます。
ある程度書き出しができたら、次に避難所の振り分けをしていきます。
「一般避難所」「救護所」「自宅」「福祉避難所」「緊急入所」「病院」の中で患者(利用者)はどこに非難すべきなのか、最初に自分で振り分け、グループの人になぜここに振り分けたのかを説明をしていきます。
(不思議なことに、説明していくうちに考えが変わって「やっぱりここかなと思います」と変更することが多かったです!!)
その後、皆で考えて変更点があれば変更し、最終的な振り分けが完了しました!
やってみて面白かったのは、バランスを考えたことです。
最初は病院に振り分ける患者が多かったですが、全体を見たときに
「病院てもっと緊急性がある人じゃないと人で溢れちゃうよね」
「じゃあこの人はもう少し様子見れるから、ここでも良いかもしれない」と意見が交わされました。
これは他のグループでもあったようで「こちらはここかなと思っているけれど、実際に受け入れてくれるのかな?」「普段受け入れていない人達をどこまで受け入れてくれるのかな?」などの声がでました。
(BCPの観点からすると、いつまでに、何を進めていけばいいのかが決まっていない状態での受け入れは難しいよねという声もあったようです)
まだ想像するしかない状況ですが、災害は起こるもの。
その中でできる限りの想定をしておくこと、考えておくこと、決めておくこと、話しておくこと、これが非常に大切なんだなと思いました!

皆で振り分けて意見を出しあっています!

実際どうなの?という疑問が色々と!!