薬剤師・薬学生向けセミナーにて講演してきました
2月21日、株式会社アプロ・ドットコム主催の薬剤師・薬学生向けオンラインセミナーにて講演してきました。
講演のテーマは『こんな薬剤師さんが在宅チームにいてほしい! ~在宅医療の課題解決のために求められる薬剤師とは~』と題して、在宅医療の特徴と課題、課題解決のために必要なこと、薬局・薬剤師さんに望むことについて等、実際の在宅医療での体験や症例をもとにメッセージを届けました。
会の後半は多くの質疑にお答えさせていただきました。いくつか紹介させていただきます。
●職種が多く関わる中で、どの様に情報共有しているのか?
これに関しては、どの様に伝え合うのか(どのように密に連絡をとるか、相手から伝えられるのは10のうち1や2の場合もある)が大事です。共有方法はSNSがあり便利になりましたが、文字だけでは伝えきれない事が多いため、実際の声で話す必要性もあることをお伝えしました。能動的には例えば地域の集まりに出て行き、顔が見えるコミュニケーションを意識する事でその後の情報の濃度も変わってきます。
●患者さんや家族からの言葉を共有するには?
医師に対しては『いつもありがとうございます、問題ないです』と仰っていても、数分後に看護師には『○○が良くなくて・・・』など反応が違う事はよくあります。その辺りの情報を密に取り合う必要を感じており、クリニックの所属医師やスタッフには共有の必要性をいつも伝えています。
他にも家への訪問する際に気を付ける事、他の職種と同行する必要性、必要な持ち物、退院時カンファレンスや担当者会議の参加方法などなど多くの質問がありました。
在宅医療は多くの職種が連携して進めていくチームのバランスが必要です。
今後もフラットな関係で連携を強化し、チームとして地域に喜んでいただく存在になる様、我々も取り組んでまいります。