2024.03.26
三鷹駅周辺地区高齢者地域支援連絡会 参加報告
2024年3月26日、三鷹駅前コミュニティ・センターにて行われた三鷹駅周辺地区高齢者地域支援連絡会に参加してきました。
今回のテーマは『高齢者の配偶者暴力(DV)について考える~高齢者間のDVの難しさをひも解く~』として、東邦大学看護学部・大学院看護学研究科教授の岸恵美子先生から講話いただきました。
暴力・虐待などに関する法制度やその比較に関して、普段あまり理解できていない基礎知識をその歴史から丁寧に説明いただきました。
DVとは身体的暴力だけではなく心理的、経済的、性的、子供の利用、教養・脅迫・威嚇、性の特権を振りかざす、避妊や責任転嫁、隔離など様々な種類があることに改めて驚かされました。
高齢者の虐待も様々な種類があり、ネグレクト、セルフ・ネグレクトによる孤独死は問題であり効果的な介入の難しさを感じさせられました。
暴力・虐待は家族という『システム』の中で起きているため、そのストーリーを理解し家族個々の対応のみでは解決が困難であり、さらに世代間連鎖を断ち切るために必要な支援や援助、地域で孤立させない環境整備が大事であると感じます。
今すぐにわれわれが変化を起こす事は本当に難しいと思いますが、今回の参加を機に何か少しでも環境整備の一助になれるようスタッフ一同意識を変えていきたいと思います。
この様な機会を設定いただきました三鷹市三鷹駅周辺地域包括支援センターの皆様にこの場を借りて御礼申し上げます。