2024.09.04

2024年9月度 法人研修報告

9月4日、法人研修を実施しました。

今月は医療法人社団永寿会三鷹中央病院様より地域連携室の宮田守康様をお招きし、三鷹中央病院様の機能と地域包括ケア病床の役割と題して講演いただきました。

昭和41年10月に開設された病院様の概要を改めてお教えいただきました。

一般病床110床の機能、そして地域包括ケア病床12床の内容、幅広い診療科と外来における各診療科の常勤の先生方、非常勤の先生方の紹介、一日の外来平均数や救急車の受入れ状況、手術件数など身近にある病院様としての状況を共有いただけました。

60日限定となる地域包括ケア病床に関しては

  • 急性期後の患者受け入れ
  • 介護施設入居者等又は在宅患者で軽微な急変時の受入れ
  • レスパイト入院の受入れ
  • 座卓などへの復帰支援 自宅、介護老人福祉施設など

といったやりとりの機能があり、今回の診療報酬改定で評価の見直しが行われたことなど解説いただきました。

やはり病院様にとっても診療報酬改定は大きな環境変化であることがうかがえます。

後半には地域包括医療病棟に関する内容もお話しいただきました。

高齢者の人口増加に伴い救急搬送者数が増加していく中で軽症・中等症が増加しています。受け入れ態勢の整備や早期退院に向けたリハビリ・栄養管理を提供し、退院に向けた支援や適切な意思決定支援、早期の在宅復帰に向け在宅医療・介護と連携する必要がある事を目的とし、包括的に提供する内容です。

地域における二次救急医療機関としての機能維持、三鷹市後方支援病床利用事業など医療レスパイトの受入れ、地域の医療機関としての役割を常に考えておられる事から、今後もよりよい関係を築き、最適な医療を提供できるように進めていきたいものです。