2026/7/16
イベント
【三鷹】みんなで考えよう「身体拘束」
本日は、三鷹市中部地区のケア専交流会に参加してきました。
今回のテーマは、介護や医療の現場で避けては通れない、でもとても大切な「身体拘束(しんたいこうそく)」についてでした。
「身体拘束」と聞くと、ベッドに体をひもで縛り付けるような場面を想像するかもしれませんが、現在の介護の考え方ではもっと幅広く捉えられています。
それは、「本人の自由な動きを制限することすべて」です。
例えば、こんなことも「拘束」に含まれる可能性があります。
物理的な制限: 勝手に外に出られないよう玄関に鍵をかける。
お薬による制限: 落ち着かせるために、必要以上に強い眠くなる薬を飲ませる。
言葉による制限(スピーチロック): 「動いちゃダメ!」「そこに座ってて!」と強く言って、本人の動きを止めてしまう。
おっとっと。なかなか難しい問題です。。
言葉尻だけ聞くと「そんなことしちゃ絶対駄目だよ!」と思っても、「日中は仕事があるからその間に出ていって事故にあうほうが心配。どこに行ったのか分からなくなる方が不安」と言われたらどうでしょうか?
最初から意識してやる人はいないと思います。「良かれと思って」や「安全のために」と思ってやっていることが、実は本人の自由を奪っているかもしれないということ。でも、そう言われてもこのままでは困ってしまう。どうすりゃいいのよ思案橋ということで、求められていることの再確認を行いました。
身体拘束ゼロを目指すことは、法律やルールで禁止されているからという理由だけではなく、一番は「その人らしい、質の高い暮らし」を守るためです。
拘束をされると、本人は自信を失い、生きる意欲が低下してしまいます。また、動かないことで筋力が衰え、さらに転びやすくなるという悪循環にも陥ります。
この会では、「身体拘束をしないための工夫を凝らすことこそが、良いケアにつながる」という考え方が共有されました。
会の後半では、少し具体的な事例をもとに、参加者同士でグループワークを行いました!
本当にその方法しかないのか、本人は本当は何に困っているのか。色々な職種の人が集まると、自分一人では思いつかなかった問題点やアイデアがたくさん出て勉強になりました。
最後に。
この会にでて印象的だったのは、「ケアをする自分自身が、一番の道具である」という言葉です。
自分の機嫌や体調、これまでの経験が、相手への接し方に影響します。自分を客観的に見つめ、「今の私の言葉は、相手を縛っていなかったかな?」と問い続けること。その姿勢が、相手の尊厳を守ることにつながるのだそうです。
身体拘束の問題に「これさえすれば正解」という魔法の方程式はありません。
しかし、多職種がこうして集まり、知恵を出し合うことで一人ひとりにとっての「より良い方法」が見つかるはずと感じた会でした!
有難うございました!